前回に引き続き回文をご紹介しましょう。

そもそも私が回文にはまったのは面白いからもありますが、国語を指導する上で面白いことができないかなという発想が中心です。今のお子さまたちの国語離れは深刻で、国語の授業に興味をもって参加している人は少ないでしょう。子どもたちを少しでも国語の魅力に親しんでもらいたい、そんな思いがあったからです。国語の魅力を体感してもらう方法はいろいろあります。そのうちの一つということですね。

ではここから問題。次の文の回文になっている部分に線を引いてみましょう。できるかな?

 ① 入試の本格的勉強は夏まで待つな。

 ② 君は色白いね。

 ③ 500円を確かに貸したはずだ。

 ④ 朝はいないが、夜いるよ。

 ⑤ 頼むから夜鳴くなよ、柴犬、居場所なくなるよ、君の。

 ⑥ ワオ、〇〇先生のかつらが落下した!

ちょっと難しいですかね。

答え ① 夏まで待つな  

   ② 色白いね

   ③ 確かに貸した

   ④ 夜いるよ

   ⑤ 夜鳴くなよ、柴犬、居場所なくなるよ

   ⑥ かつらが落下