中間テスト対策の際、実力テストや通常の入試対策の学習をしてほしいという声が上がったのには、普段の授業でもやっているし、定期テストは範囲が決まっているから自分で充分にできるという以外にもう一つ理由があるようです。

今回、学校の方から成績表は定期テストの成績が半分、普段の授業態度や提出物が半分でつけるという通達があったそうです。前からそうだったろう、きちっと授業を受けて、提出物もきちっと提出しない、という話ですが、生徒からするとこう公式に言われると感じ方が違うようです。

きちっとしている生徒にはそんなに難しくない定期テストに時間を割いて満点を狙う必要もないな、という思いが沸いてくる。きちっとしてない生徒は、じゃあ本番の得点の方で頑張ろうという気持ちになる。

両者の根底にあるのは、定期テストの得点ではない先生が主観的につける半分の方に対する油断と不安でしょう。

学校の先生方も立派な人が多く、日夜大変なご苦労をされていると思いますが、生徒にはその明確でない主観の判定の部分が大きく油断や不安を生むようです。

先生の言うことをきかなかったり、やたらと反抗したりする子になってほしいとは思いませんが、成績のために先生におもねるような子にもなってほしくはないですね。