皆に愛される人

根っからのいい人

10月になったばかりで

話題にするには早いですが

クリスマス・シーズンになると

必ずアメリカで放映される映画に

「素晴らしき哉、人生!」という

名作があります。

その主人公であるジョージ・ベイリー

という男性は、まさにそういう人。

家族のため、友人のため、町の人のため

奮闘努力の毎日を送るジョージ。

クリスマス・イブの日、日頃より対立

している町の権力者の策略で、窮地に

陥ります。川に身投げをというところまで

追い込まれますが、寸前で一人の老人に

出会います。

老人は実は天使で、ジョージの無事を願う

多くの人々の祈りを聞いた神様が遣わしたの

でした。

天使は、自分の存在を消したいジョージに、

"もし彼が存在しなかったら、どうなるか"

そのときの町の人々の姿を見せます。

ジョージがいたから救われた人々の不幸な姿。

そして、彼は気づきます。

自分の存在意義を。

自分が力を尽くした数々のことの意味を。

自分がそうしたように、いやそれ以上に、

愛されていたことを。

真面目に生きることは、時にしんどく、時に報われなく

投げ出したくなるもの。

努力というものは、限りもなく終わりも見えません。

でも、続けるのです。

誰かが、それを見守ってくれています。

自分のため、誰かのために

背筋のピンとした生き方を

続けたいですね。

今日また一つ年をとった初老より