問題を解く前に心の中で唱えることばが私にはあります。特に小6の算数や国語といった、難問が待ち構えていること間違いなしの場合にはいつもにも増して気合を入れて唱えます。
それは「It's so easy.(イッツ・ソー・イージー)」(簡単だよ、こんなもん)ということばです。
脳というのは、「難しい」「自分にはできない」「やりたくない」と思った瞬間から、その力を発揮することをやめてしまいます。
これではできることもできません。解ける問題も解けません。ましてや、難問であっても受験生として解けなければいけない問題を正解まで導く、あるいは解けなくても最大限解く努力をするといった作業などできるわけはありません。
しかし、「この問題は簡単なんだ。自分が解かなくて誰が解く。任せろ」と思えば、脳はその力を発揮しようとします。脳に力を発揮させることが大切なのです。
それでどんな問題でも解けるの?
無理ですね。自分の力以上の力が必要な問題は解けません。
しかし、大事なのは、「簡単簡単、楽勝楽勝。自分にはこの問題は解ける」と脳に言い聞かせて最大限解く努力をする(させる)ということです。
脳というエンジンをスタートさせるキーが「It's so easy.」ということばなのです。