この問題は、2021年ラ・サール中入試問題をもとにして作成したものです。


まずは、もとの整数で区切って、次のように並べ直します。
縦長の長方形の面積を求めるような感覚で、数字の個数を求めていきましょう。

yt-2022p-a1.png

(1)
・1けたの偶数
2,4,6,8の4個あります。
・2けたの偶数
2けたで最大の偶数98は98÷2=49番目の偶数ですから、2けたの偶数は49-4=45列あるので、数字は2×45=90個並びます。
・3けたの偶数
3けたで最大の偶数998は998÷2=499番目の偶数ですから、3けたの偶数は499-49=450列あるので、数字は3×450=1350個並びます。
・1000~2022の偶数
2022は2022÷2=1011番目の偶数ですから、2022までの4けたの偶数は1011-499=512列あるので、数字は4×512=2048個並びます。
ただし、「0」の位置を考えるので、最後の「22」は取り除いて、2048-2=2046個です。

よって、最後の「2022」の並びの中にある「0」は、4+90+1350+2046=3490番目...(1)の答


(2)
2つの整数にまたがって存在する「2022」の並びを考えます。
2けたの整数では、例にあるように20|22と区切られる場所にしかありませんから、3けたの整数の場合を考えましょう。

・2|022と区切られるとき
先頭の位の数字が0なので不可ですね。
・20|22と区切られるとき
連続する3けたの偶数が □20|22△ になるときですから 220|222 があります。...★
・202|2と区切られるとき
連続する3けたの偶数が 202|2□△ になるときですから 202|204 があります。...◆

このことから、◆が2回目の並び、★が3回目の並びです。(3けたの整数ではこれ以外にありません)
よって、3けたの整数220の1の位にある「0」が何番目かを考えればいいですね。
220は220÷2=110番目の偶数ですから、220までの3けたの偶数は110-49=61列あるので、数字は3×61=183個並びます。
したがって、4+90+183=277番目...(2)の答


2022年問題、いかがでしたか?
受験生のみなさんに吉報が届きますように!